次亜塩素酸水製造機を買ってみた
自作の電気分解装置で食塩水を電気分解して次亜塩素酸水を作ってましたが、世の中には製品として売られているものがあるので、1つ買って試してみることにしました。注文してから届くまで1ヶ月。この時期、中国からの輸送はとっても時間がかかります。で、届いたのがこれ。
全部、中国語。マニュアルもご覧のとおり全部中国語。でも、大丈夫。Google Translatorでカメラを向ければ日本語に訳してくれるから。
説明書に書いてある手順は、50℃のお湯2リットルに30gの食塩をよく溶かして、これを電気分解する。5分だと300-500ppmの次亜塩素酸水が出来上がり、15分だと500-800ppm、30分だと1000-1500ppmになるという。さあ、最初の一発目、どれにしましょうか。やっぱり濃い30分でしょう。
計量スプーンと計量カップが付いてきてますが、ここは正確に30gを測ってみようと思います。せっかく買った0.01gの精度で計れるスケール。30gって結構な量があるわ。1回で乗せきれられない。2回に分けて溶かして入れました。
さて、コンセントにつなげようとしたら3ピンのアース端子が付いてました。これじゃ刺さらないので、家の転がっていた変換プラグを刺してコンセントへ。変換プラグは付いてきていません。
最初の状態では、下のインジケータが点滅してます。3つのボタンがあって時間を選べます。左下の30分を押すと製造開始。
いきなり細かい泡が勢いよく立ち上り、なんか、すごく濃いのができそうな感じです。さすが、5Vで電気分解してるのとは違うわ。中に蚊取り線香のような形をした端子があって、そこから泡が出てきてます。素材ななんでしょう。炭素棒のような色をしてますけど、金属のような。
終了すると音もなく、最初の状態に戻っていました。さあ、これが本当に次亜塩素酸水かどうか。匂いは塩素の匂いがするので、あとは液質が酸性かアルカリ性かです。5-6.5pHぐらいが次亜塩素酸水だと言われてます。よく次亜塩素酸水だと思って、出来上がりのペーハーを測ってみたらアルカリ性でした、というオチを聞きます。今回は、ちゃんとリトマス試験紙を買って測ってみます。
箱から取り出してすぐの試験紙はpH7ぐらい。当たり前か。これを出来上がった水にチョポンとつけて、どうなることやら。
さあ、どうでしょう、pH5-6の間ぐらいのような色。ケースの裏側が8以上なので、いちおう比べてみます。
すくなくともアルカリ性ではないみたいです。これ、次亜塩素酸水が出来ていると言っていいんじゃないでしょうか。このリトマス試験紙、ちゃんと測れているんだよねぇ? と、ちょっと疑ってみて、なにか他のものを測ってみます。冷蔵庫にあったお酢。間違いなく酸性。
どうでしょう。pH2ぐらいじゃないでしょうか。このリトマス試験紙はちゃんと機能しているみたいです。
もしかして、アルカリ性には反応しなかったりして? という疑いを晴らすために、ハイターを1mlほど250mlの水道水で薄めてみて測ってみます。ちゃんとアルカリ性を示しました。このリトマス試験紙は大丈夫みたいです。
この製品、Amazonに行ってみたら、次亜塩素酸ナトリウムができるからNG、という実験もしてないレビューがあって、かわいそうに。実験結果をレビューで追加してあげようとしたら、レビュー状況が異常だから受け付けてません、とAmazonが言ってました。